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【孤独死関連ビジネス】スマートインターフォンに孤独死保険を付帯

「スマートインターフォン」というものがある、と最近知りました。室内にいて来訪者とやり取りするインターフォンを、インターネットの活用で多機能化したツールです。できることとして、

  • 顔認証やQRコード認証
  • スマホアプリからの来訪者確認
  • 外部からのオートロック解除

……などがありますが、注目を集めているのは「高齢者の見守り機能」です。

 

高齢者見守りにも活用できる

スマートインターフォンと室内に備えたモニター機器とを連携させれば、一人暮らしの高齢者の安否確認ができるので、近年話題となっている高齢者の孤独死対策にも活用できます。

総務省は、2040年には単身世帯が総人口の40%を超えると予測していますし、内閣府によれば65歳以上の単身者は約671万人(2020年)となり、この10年で約4割増えています。

「孤独死するかもしれない」という理不尽な理由で賃貸住宅を借りられない高齢者の存在は、既に社会問題化しています。

 

孤独死保険の付いたスマートインターフォン

出典元:DOORCOM

住宅設備機器販売のDOORCOMは2022年8月から、スマートインターフォンに「孤独死保険」を付帯した商品を発売します。賃貸住宅のオーナー向けですね。

スマートインターフォンの見守り機能を活用するだけでなく、万一、室内で孤独死が発生した場合も、清掃などの費用を保険で賄える仕組みです。

孤独死保険はアイアル少額短期保険の引受で、賃貸住宅で孤独死が発生した場合の原状回復費用(最大100万円)を補償します。

なら
アイアル少額短期保険は住友生命グループです。

 

独居の高齢者が増えれば孤独死も増える

前述のデータの通り、独居の高齢者は増えていて、今後もまだ増える見込みです。孤独死は高齢者だけでなく、実は若者にも多いことは過去記事でも指摘しています。

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若者の人口は年を追うごとに減っていて、高齢者は増えているのですから、賃貸住宅のオーナーとしては、高齢者に貸さなくては空室が増えるだけになるとも考えられます。

凄惨な殺人事件の現場になったなら次の借り手がつかないのもわかりますが、病気などで静かに息を引き取り、しかも死後すぐに発見されているなら、そして清掃も行き届いていれば、ことさらに事故物件扱いすることもないでしょう。

 

孤独死関連ビジネスは活発化を予想

孤独死保険付きのスマートインターフォンは、時代にマッチした、社会課題解決型の良い商品だと思います。こういう状況なので、孤独死関連のビジネスは今後ますます活発になっていくことが予想されます。どんどん新しいサービスや商品が出て、独居高齢者に限らず、困りごとが解決される世の中になることを期待したいですね。

本ブログでもウオッチを続けていきます!

 

 

  • この記事を書いた人

nararou

57歳で熟年離婚、孤独との戦いを始める。シニアの孤独を解消する方策を考えたり提案したりしています、ぜひご一緒に! CFP認定者。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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