先週の土曜日から、介護職員初任者研修の講座を受講し始めました。この種の講座は毎日通学するコースもあれば、週末だけ、夜間だけというコースもあります。私が選んだのは、通学が週1回土曜日のみ、毎回7時間程度で4か月がかりというコースです。
前半は座学。その間に課題提出が3回あって、後半戦は実技、最終日には修了試験があります。修了試験に合格すれば、めでたく資格の取得です。
高まる介護ニーズ、給料も高まるか?
日本で一番、人口のボリュームがある団塊の世代が、2025年には全員75歳以上になります。介護ニーズは高まる一方と予想され、介護職の不足も心配されているところです。
今は給料が安いと悪評の高い介護職ですが、ニーズが高まり、人手が足りないのであれば給料も高くなるはず(と思いたい)。実際には介護保険との兼ね合いで、市場原理がストレートに働かない業界なのが辛いですね。
初日はまる1日座学 意外にも面白い
講座の内容を簡単にご説明しましょう。講座は以下の2項目に分かれます。
- スクーリング(座学、実技)
- 自宅学習(課題)
スクーリングの前半は座学です。9時から17時まで(途中にお昼休み1時間程度)、みっちり先生のお話を聞きます。第1回目は「職務の理解」で、介護職に就いていない私にとっては、知らないことも多く、知的好奇心が刺激される時間でした。
一般社会においては、転職を繰り返していると次の就職に不利益になります。ところが介護職の場合は、むしろ転職を繰り返していることの方がメリットになるというのは驚きでした。
老人、障害者、障害児、訪問介護、老人ホーム、デイサービス、老健施設などなど、介護にはいろいろな対象がいて、場も異なります。転職を繰り返し、さまざまなパターンを知っている人の方が、雇う側としては「使える」というわけです。
修了試験に合格できるのか、不安は募る
スクーリング後半の実技は、受講生同士で以下のようなことを体験し、技術を身に付けていきます。
- 車いすへの移乗
- 排泄の介助
- 入浴の介助
- 寝具の整え、体位交換
コロナ禍とあって、食事介助の実技は行われていないとのことでした。
最終日の講座を終えたら、そのまま修了試験です。この修了試験は、どの専門学校の資料を見ても「講義をきちんと聞いていれば合格できます」と書いてあります。「万一、不合格でも、追試があるので安心です」などとも記載されていて、何とか修了させてもらえそうな気はしますが、不安は残ります。なんといってもテキストが分厚く、2冊組なのですから。
実際の修了試験がどんな感じだったかは、受けてみてご報告する予定です。
日暮れて道遠し、簡単そうで奥深い介護道
初日の講座を終えると、もう日はとっぷりと暮れていました。まだ初日が過ぎたばかり、頑張らなくてはなりませんし、自宅で学習して期日に提出する課題にも取り組まなくてはなりません。チョー簡単な資格のようでいて、なにげに奥深く、大変なのでは…そんな感想を覚えた、介護職員初任者研修の講座初日でした。
-
【介護職員初任者研修】意外な難物「課題レポート」の書き方教えます!
続きを見る
-
【介護職員初任者研修】意外と説明できない塩分と高血圧の関係に納得
続きを見る
-
【介護職員初任者研修】介護業界にたくさんある略語を知って使いこなしたい
続きを見る
-
【介護職員初任者研修】キッチン以外にも存在する「三角コーナー」の謎
続きを見る