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【シニアの副業】「ビルメ」は消防点検のバイトに使える!欠点も解説

専門的な知識もないし、技術もないけど、1日1万円くらい稼げるバイトはないだろうか……そんな悩みを抱えたシニアの皆さんに、使えそうなマッチングサービス「ビルメ」をご紹介しましょう。自分も実際に使って小遣いを稼いでいますので、体験からわかる長所と欠点をズバズバ解説していきます。

ビルメとは防災業者と消防点検バイトのマッチングサービス

「ビルメ」を一言で表すと、防災業者と消防点検のバイト希望者をつなぐマッチングサービスです。サイトを開くと、「ビルメンテナンス業界特化型のお仕事さがしサービスです」「初心者大歓迎」といった文字が踊っています。トップページでびっくりしたような顔をしている人が、業界の有名人でビルメの運営会社であるWAVE1の吉村拓也社長です。

ビルメの掲載案件を見てみると、多くは消防点検時の補助作業員募集で、ほとんどは消火器の点検だと思われます。私自身が体験した現場も、消火器の点検でした。将来的には、ビルメンテナンス業界のさまざまな仕事とマッチングが図れるように拡大していくかもしれません。

消火器の点検は単純作業ですし、難しくもありませんから、安い単価のバイトに任せた方が効率的です。防災会社としては、社員を高度で専門的な作業に専念させることができる点に、メリットを感じているのでしょう。ビルメの案件をちらっとながめれば、積極的に利用している防災業者があることがわかります。

ビルメの使い方はとても簡単

使い方は以下の通り、非常にシンプルです。

  1. 登録して
  2. 仕事を探して
  3. 応募する

登録するところで、持っているスキルや資格を入力します。自分であれば、消防設備士の資格を持っていて、消火器点検ができる……といった内容です。血液型を登録する欄があるのが、現場の仕事らしい雰囲気です。

仕事探しは、日にちや地域から絞り込み検索できます。仕事の種類は、以下の3つに分かれています。

  • 消防設備点検
  • 清掃
  • その他(軽作業)

メインは消防設備点検で、その他(軽作業)にはビルメそのもののチラシまきなどが含まれます。仕事探しページのUIは、正直なところ、使いにくいです(個人の感想です)。

気に入った仕事が見つかったら、あとは応募するだけ。応募が確定すると、原則としてキャンセルはできないので、慎重に確認して決めましょう。仕事の前日までに(経験的には前日の夕方)、当日の現場責任者から電話が入り、作業内容や集合時間などの最終確認があります。

ビルメのメリット

消防点検の補助員というバイトは、1日やれば1万円を少し超えるくらいの収入になります。現場によって時間が長かったり短かったり、楽だったりきつかったりはありますが、バイトとしては割のよい方に入るのではないでしょうか。

消防設備士と防災業者のマッチングに特化している求人求職サイトは、私の知る限り、ビルメ以外にありません。資格を持っていて、空いている日に副業したい人や、スキルアップのために経験値を高めたい人にとっては、有用なサイトと言えるでしょう。未経験者OKの求人もあるので、消防点検がらみのバイトに絞って探したい人がいれば、ビルメがジャストフィットです。

バイト代の振込は、仕事をしてから大体1週間程度です。住信SBIネット銀行に口座があれば振込手数料が無料なので、ビルメでバリバリ仕事しようと思っている人は、こちらに口座を開設しておくとよいでしょう。

ビルメの欠点

ビルメの欠点としては、前述したUIの悪さに加えて、スキルアップの要件がわからない点が挙げられます。

ビルメには、自分のスキルを登録する欄があることは前述の通りですが、作業を積み重ねてスキルが向上していたとしても、それをどう判定し、どう反映するかは明らかではありません。ちなみにスキルは、以下のようなセットになっています(すべてビルメの定める基準)。

  • ★5 感知器、避難器具の基本点検及び不具合判定ができる
  • ★4 感知器の基本点検ができる
  • ★3 誘導灯、発信機の基本点検ができる
  • ★2 消火器の基本点検ができる
  • ★1 ★2の経験に満たない

登録者の多くは★2レベルだと思われますが、現場で経験を積んだり指導を受けたりしても、★3にレベルアップするタイミングが不明です。

ビルメを運営するWAVE1は、基本的な点検スキルを教える、有料の「ビルメスクール」を開設しています。未経験者がビルメスクールを受講することで、現場経験を積むこともでき、★2にランク付けされるのは非常によい仕組みです。

最近、ビルメスクールに「★3+4コース」も追加されました。★3+4コースは座学3時間と現場研修4回を修了すると★4まで一気にランクアップできます。受講料52,800円(税込)は直感的には高いと感じますが、高度なスキルを手早く証明できる手段としてはお安いのかもしれません。

スキルの証明ができないとマッチングが難しい

ただし、ビルメスクールを受講しないとランクアップしないのだとすると、ビルメが資格審査機関のようになるわけで、いかがなものかと思います。一方で、資格の審査がなされなければ、★5を自称していても実際には仕事ができない人が現れる可能性があり、それは人命にもかかわることなので、こちらも問題となりそうです。

ビルメの本質は、少なくとも現時点では、消火器点検程度の作業をバイトに任せられる、という点にあるのでしょう。高度な資格と技能を持つ消防設備士と業者とのマッチングは、あまり現実的ではないと推測されます。

今後に期待できるビルメ、シニアの副業探しにも使える

消防設備士と防災業者のマッチングというサービスコンセプトが今までになく、一般への浸透度はまだそれほどでもないようですが、ビルメの今後には期待できます。ザブングル加藤氏が事実上の広告塔となっていることで、消防設備士の知名度は急上昇しました。新規に資格を取得した人の多くは、未経験から仕事を探すことになり、必然的にビルメを使うことになるでしょう。

普通に動ける人であれば、シニアでも、消火器の点検など十分できる仕事です。性別も関係ありません。やってみようかな、と思う人は、まずビルメへの登録だけでも始めてはいかがでしょうか。登録は無料です。私自身のビルメ体験記(というか消火器点検のバイト体験記)も書いていますので、よろしかったら以下のリンクから読んでみてください。

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割のよい消防点検のバイトをしたいなら、消防設備士免許を持っていると有利です。おすすめは甲種・乙種4類(火災報知器等)か乙種6類(消火器)です。それほど難しくないので、ちょっとでも関心があったらチャレンジしてはいかがでしょうか。参考書や問題集は以下で探せます。

 

 

  • この記事を書いた人

nararou

57歳で熟年離婚、孤独との戦いを始める。シニアの孤独を解消する方策を考えたり提案したりしています、ぜひご一緒に! CFP認定者。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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