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【介護職員初任者研修】ベッドから起こして、立ってもらうのは一苦労

2023年1月10日

介護職員初任者研修の講座も第7回、実技が始まって2週目となりました。今回、次回と「移動・移乗」を学びます。

実技を始める前に、介護ベッドを出してシーツを張るわけですが、前回やっているのにもう忘れています。「三角コーナー」がうまくできません。厳しい先生に「違う!」「シワが寄ってる!」と怒られながら、復習です。

なら
週に1回の詰め込み型コースは、講座の間が空くので、忘れてしまうのが弱点と言えそうです。

ビニール袋はゴミ袋にあらず

まずは、垂直・水平移動から。ベッドに寝ている利用者さんの下に45リットル程度のサイズのビニール袋をたくし込み、滑るように垂直・水平移動してもらいます。これはさほど難しくありませんでしたが、ビニール袋をつい「ゴミ袋」と言ってしまいがちなのが注意点です。利用者さんはゴミじゃないですからね。

患側の保護をつい忘れる

その後が本番です。立位介助と座位介助で、以下の2パターンを実習しました。

  • ベッドから起き上がってもらい、ベッドの端に座って靴を履く
  • 座った状態から立ち上がってもらう

利用者役は右片麻痺で構音障害という設定です。右片麻痺なので、動くときには右肩を支えたり、背面に右腕が回らないように注意しなくてはなりません。患側(麻痺のある側)を保護するように介助するのが原則ですが、立ち上がってもらうのに集中してしまうと、これを忘れがちです。

基本動作は身体に叩き込むしかない

今回も、前回ご紹介した「ボディメカニクス」が大活躍しました。腕だけで寝ている人を起こすのは無理。体重移動やテコの原理、ベッドフレームの利用などで、介護者が腰を痛めないようにするのも重要です。それでも結構、汗をかきました。

この日の厳しい先生の特徴として、立位介助の場合は「足T字、右手を膝、左手仙骨、顔後ろ」と呪文のように唱えて、基本動作を覚えさせられます。ともかく、現場で働くとしたら、基本的な動きを自分の身体に叩き込むほかないでしょうね。

介護職員初任者研修は脳トレにもなる

2~3人1組で、利用者役と介護者に分かれて実技を繰り返していると、時間はあっという間に過ぎていきます。できたような、できないような感じで終わってしまったので、次週はまた忘れているのではないかと心配です。

言葉も動きも新しく覚えることが多く、脳も活性化する気がします。その意味では、介護職員初任者研修はシニアにおすすめかもしれません。


  • この記事を書いた人

nararou

57歳で熟年離婚、孤独との戦いを始める。シニアの孤独を解消する方策を考えたり提案したりしています、ぜひご一緒に! CFP認定者。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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