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施設も自治体も人手不足…孤独死する覚悟を決めるほかない

株式会社CONNECTが2023年8月、各自治体に対して実施した、終活およびデジタル化に関する課題についての調査で、自治体の終活サポート担当者が多くの課題を感じていることがわかりました。調査人数は1019人です。

担当者の85%以上が課題を感じる

各自治体の取り組む終活サポート事業としては、以下のようなものがあります(複数回答)。

  • 安否確認(見守り支援) 48.2%
  • 介護や医療、福祉に関する相談やサービス 46.5%
  • 関係先への連絡 41.9%
  • 遺品や資産に関する相談 22.1%

これらの事業に関し、「どのくらい課題があると思うか」の問いに対しては、「とても大きな課題がある」が38.0%、「やや課題がある」は47.8%の回答が集まり、担当者の85%以上が課題を抱えていると感じているとの結果になりました。

自治体の課題トップ2は「人手不足」関連

具体的な課題として挙げられたのは、以下のような課題です(複数回答)。

  • 職員の数 51.6%
  • 業務への負担 50.9%
  • 経費 40.7%
  • サポートの種類(豊富さ) 31.1%
  • サービスの充実 22.7%

課題のうち、回答が50%を超えた上位の2つ「職員の数」と「業務への負担」は、つまるところ人手不足の問題です。3番目の「経費」はお金の問題で、4番目と5番目の「サポートの種類(豊富さ)」と「サービスの充実」は人手不足とお金の不足の両面にかかわります。

終活は介護にもかかわりの深い問題です。介護事業者が人手とお金のW不足で悩んでいるのは、よく知られているところ(以下ご参考)。

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人口は減るが高齢者は増える将来推計の末路

総務省の発表によると、2022年10月1日現在の日本の総人口は1億2494万7000人で、12年連続の減少を記録しました。しかし、減少する総人口の中で、65歳以上の人口は増え続けると予測されています。この状況を放置しては、あらゆる産業で人手不足が顕在化する未来が見えます。

このままでは、要介護状態になっても入れる施設がなく、孤独死するという悲惨な終活を覚悟するほかなさそうです。

  • この記事を書いた人

nararou

57歳で熟年離婚、孤独との戦いを始める。シニアの孤独を解消する方策を考えたり提案したりしています、ぜひご一緒に! CFP認定者。 このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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