自分の死後、その事実を知らせたい相手ごとに、個別のメッセージで知らせることができるサービスを東京都内の新興企業「tayori」が開発しました。「tayorie」というこのサービスの特徴は、以下の点です。
- 登録した相手に自分の訃報を届けられる
- 相手ごとに異なるメッセージを送れる
自分の死後にメッセージを送れる仕組みとは?
自分が死んでしまっているのに、どうやって訃報を送るの? と思われた方も多いでしょう。tayorieを使うには、まずtayorie公式LINEへの登録が必要です。公式LINEからは、定期的に「生存確認URL」が送られてきます。URLがタップされなくなると「生存確認が取れない」ということですよね。
そこからさらに一定期間が経つと、公式LINEから「最終確認」が届きます。それにも反応がないと、3日後に訃報やメッセージが送られる仕組みです。
孤独死対策で賃貸オーナーにも使える可能性
スマホをなくしたりすると、生きているのに訃報が送られて大変なことになりそうな気もします。tayorieはベータ版としてサービス中とのことなので、懸念点はいずれ解消されていくでしょう。
身寄りもなく、友人知己もいない人であっても、死去したことを連絡したい相手はいるかもしれません。賃貸住宅のオーナーと賃借人の関係でtayorieを使えば、孤独死しても一定期間内に発見される可能性が高まります。
孤独死対策で使うなら、生存確認URLを送ってもタップされなかった翌日に、物件オーナーに連絡がいくなど、それ用の仕組みに改善した方がよさそうです。今後のブラッシュアップに期待です。