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ミリ波レーダー技術で孤独死を防げ! 鳥取市の見守りサービス実験

2022年3月7日

鳥取市はこのほど、高齢者の見守りに「ミリ波レーダー」を活用した装置を使う実証実験を始めました。

ミリ波レーダーとは、非常に高い周波数の電波を発射し、対象物の場所や速度などを測定できる機器で、自動車の衝突防止システムなどで実用化されています。

また、ミリ波レーダーは人が服を着た状態であったり、布団に入っていても、呼吸や心拍などの体動を把握できる特徴を持っています。

市営住宅の独居高齢化率が3割近い鳥取市

鳥取市がミリ波レーダーによる見守りを始める背景には、市営住宅の独居高齢者戸数が増加傾向にあり、令和3年度では全体の約29%にもなっていることが挙げられます。

鳥取市のリリースによると、ミリ波レーダーを使うメリットは下記の通りです。

メリット

  • カメラ不要なのでプライバシー保護と見守りを両立できる
  • 身体に装着する機器は不要でストレスなし

孤独死しそうになったら自動で通報してくれる

出典元:鳥取市公式サイト

この見守り装置には、転倒して意識不明になったなど、利用者が危険な状態にあることを検知した場合には、自動で市の担当者に通知が届く仕組みも盛り込んでいます。

なら
孤独死しそうになってたら動かないからわかる、というわけですね

見守りシステムは、鳥取市の事務システムなどを納入している富士通Japanが開発したもの。

実証実験は独り暮らしの高齢者住宅8戸を対象に、1か月半行われます。

実験結果を検証して、優れた見守りサービスが実用化できるといいですねーーレーダーに四六時中監視される晩年になるのは致し方ないですが…。

 



  • この記事を書いた人

nararou

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